害獣による被害

「まさか自分の家に野生動物が入ってくるなんて、想像もしなかった…」当社にご依頼されたお客様からよく聞く言葉です。
害虫・害獣が侵入してしまうと、われわれ人間にさまざまな害を与えます。衛生面、経済面、精神面、安全面といった具合に多岐に渡ります。
ここでは建物内に害虫・害獣が住みついた場合の弊害をご紹介します。

家屋破壊

アライグマに壊された屋根
アライグマに壊された屋根
ハクビシンに壊された壁
ハクビシンに壊された壁

家屋に侵入する有害鳥獣の中には、手先が器用で力の強い動物がいます。
彼らは木登りが得意なため、電線を渡ったり雨樋(あまどい)を登ったりすることができます。更にアライグマやハクビシン、イタチなどは手先が器用なので木材を破壊して侵入しますし、ネズミは歯が発達しているためかじって穴を開けて侵入することも少なくありません。
ネズミにより、ネズミの侵入口を作られ、ネズミを捕食するイタチ、テンなどの害獣がその穴をさらに広げてしまうというケースもあるため、家屋が破壊された場合は修繕作業が必要になります。

火災の危険性

ネズミにかじられた配線
ネズミにかじられた配線

民家に侵入した有害鳥獣は、同じ建物内にはいるものの基本的に我々人間からは見えない天井裏や壁の中、床下などを主な生活エリアとしています。そのため彼らがそこで何をしているかは見ることができません。
特にネズミは鋭い歯を持ち、いろいろな物をかじります。その中で危険なのが『電気配線』です。
電気配線をかじり、内部の銅線に触れたり配線を噛み切ったその瞬間、かじったネズミは感電します。その際にネズミ自身が発火することがあり、そのまま火事になるのです。このような事例は毎年必ず起こっていますから、たかがネズミといえども早急な対策は必要になります。

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フン尿・悪臭被害

フン尿によりできたシミ
フン尿によりできたシミ
天井裏に排泄されたフン
天井裏に排泄されたフン

家屋に侵入した害獣は、必ずと言っていいほど家屋内で排泄します。彼らは"溜めフン(フン)"といって決まった場所に何度も排泄する習性をもち、その結果、屋根裏や床下にフン尿はどんどん溜まっていきます。
特に天井裏で排泄することが多いので、ひどくなってくると天井に染みができたり、排泄物の臭いが取れない状態が続くことになります。
人間の生活空間の真上に動物のフン尿が常にあるわけですから、不衛生極まりない状態ですし、そこから虫が涌く危険性もあります。そして何より精神的に気持ちの良いものではありませんよね…。
また、コウモリは空から飛んで侵入してきますので、侵入経路の周辺の外壁やベランダにフンを落とす傾向にあります。掃除をしても掃除をしてもまた次の日にはフンをされるので、非常に厄介です。

営巣・出産被害

アライグマの幼獣
アライグマの幼獣
ハクビシンの親子
ハクビシンの親子

"何のために野生動物は建物に侵入してくるのか?"これがまず疑問として思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。理由としては以下が挙げられます。

野生で生活する彼らにとって、安全な寝床を確保することは非常に重要です。近年、都市部での生息数が増えていますが、都市部での野生動物にとっての"安全な場所"は戸建住宅の天井裏や床下になるのです。基本的に住宅の天井裏や床下には外敵どころか人間も入ってこない場所ですから、アライグマやハクビシン、イタチ、ネズミなどにとっては恰好の住みかということになります。
そして野生動物にとって非常に重要な事項となるのが“出産”です。安全な環境で出産し、そして産まれたばかりの弱い幼獣を外敵から守りながら育てるために民家に侵入するケースが多いので、その結果、屋根裏から鳴き声が聞こえたり、何かが動いているような音がするという不安からお問い合わせをいただく機会が多いです。

騒音被害・ノイローゼ

天井裏のハクビシン
天井裏のハクビシン
天井裏のアライグマ
天井裏のアライグマ

木造家屋の天井板は非常に薄い構造になっています。もちろん"誰かが歩く"ことなど想定外ですから、動物が走り回れば非常に響きます。しかも夜行性の動物が多いので、就寝後に寝室のうえでバタバタと走り回られては堪ったものではありません。
当社にも「夜中に天井がうるさくて眠れない」というご相談が多く寄せられます。アライグマやハクビシンなどはネコと同等かそれ以上の大きさですから、そのサイズの動物が天井裏で運動会をされては大変です。ネズミもゴソゴソカサカサ動きますし、 なにより"天井裏に何がいるのか分からない"恐怖感がよりストレスを増幅させます。これにより睡眠不足やノイローゼになってしまう人もいるほどです。
天井裏や床下から異音が聞こえたときは、害獣による被害である可能性が高いため、まず一度害獣駆除専門の業者に調査してもらうことをおすすめします。

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吸血による痒み、発疹被害、感染症

ダニの刺され痕
ダニの刺され痕
トコジラミの刺され痕
トコジラミの刺され痕

有害鳥獣の侵入による二次被害として、ダニやノミの被害が挙げられます。
彼らは常に吸血性のイエダニやネコノミを寄生しているため、住みつかれた家屋の住人がダニやノミに刺されやすいです。かなりの痒みを伴うため皆さん市販の殺虫剤や燻煙剤を使用するようですが、一度薬剤でダニやノミを退治したとしても、また新たに害獣が入ってくれば天井裏からダニやノミが降ってきます。
この繰り返しですから、根本的な原因である害獣を駆除しない限りは解決できません。また逆を言えば害獣駆除と同時にダニやノミの消毒作業を行なわないと、ダニ・ノミだけが残ることになり、今まで以上に刺される可能性があるのです。
また、近年はトコジラミの駆除依頼が急増しています。別名ナンキンムシとも呼ばれ、日本国内では戦時中に悩まされた吸血虫でした。刺されるとダニやノミ以上に発疹が現れ、非常に強い痒みを伴います。
そのトコジラミが近年、海外からの持ち込みにより再び猛威を振るっています。外国人旅行者は年々増加傾向にあり、トコジラミの生息数は間違いなく年々増加するでしょう。

農業被害

果実を食べられる被害
ハクビシンによる食害

迷惑動物の被害で、屋外での大きな被害は農業被害です。ハクビシンもアライグマもイタチもネズミも雑食なので、なんでも食べます。その中でもハクビシンやアライグマは果物を好みますので、畑や自宅の庭の家庭菜園を荒らさるというご相談もよく寄せられます。
  ハクビシンは特に果実が好きな動物です。柿やビワ、ブドウ、銀杏などは特に好まれますので、これらの木が敷地内や近隣にあるお宅は要注意です。またアライグマは特に手先が器用ですから、農業被害も深刻です。スイカやトウモロコシ畑などは「明日収穫しようかなと思っていたら、その晩に食べられた」という話も聞きますので、食べ頃まで分かるのかもしれませんね。

アナグマが掘る穴による被害

アナグマによる被害
アナグマが民家の下に掘った穴

アナグマは雑食性のため農業被害も懸念されますが、何より穴を掘るのが得意な動物です。畑のまわりに柵を立てても柵の下から穴を掘って侵入してしまいます。 更に建物への被害に関しては更に深刻な事態になる可能性が高く、床下等へ無数の穴を縦横無尽に掘るため、放っておくと建物の基盤が緩むなどして最悪建物の倒壊につながる危険性があります。

対応エリア

福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・山口・広島・島根

※対応エリア外の場合においても
お伺い出来る場合がありますので、お気軽にご相談ください。

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